hakuraidouの投稿 (12月 26, 2011)
(2011/2/4、日本経済新聞)
肥満は健康を害すが、太ると心臓病や糖尿病だけでなく肝臓がんにもなりやすくなる。
脂肪肝が原因の「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」を発症するからだ。
肝硬変や肝臓がんへの進行を確実に防ぐ治療法はまだない。
肥満になると、心臓病や糖尿病になるリスクが高まるだけでなく、肝臓の病気(脂肪肝・非アルコール性脂肪肝炎・肝硬変・肝臓ガン)にもなりやすくなります。
飲酒に関係なく
肝臓は健康を維持するために代謝や解毒、排せつといった様々な機能を担っている。
暴飲暴食やカロリー過多の食生活が続くと、ここに中性脂肪などがじわじわとたまっていき、脂肪肝になる。
日本国内の非アルコール性脂肪肝の患者数は、海外データなどから推計すると約1000万人。
うち1割の100万人がNASHとみられている。
肝臓の病気といえば、お酒・アルコールが原因と考える人も多いと思いますが、実はそれだけが原因ではありません。
脂肪肝(非アルコール性脂肪肝)は、暴飲暴食やカロリー過多の食生活によっても起こることがあります。
消化器内科の医師の間で脂肪肝が注目されるようになったのはここ数年のこと。
2000年以前は「脂肪肝は良性のもので、肝臓の組織が『線維化』という硬く筋張った状態になることはない」と考えられてきたからだ。
1990年代の終わりに米国で原因不明の肝炎が多数報告され、脂肪肝が進行したNASHが病気として認識されるようになった。
生体肝移植という治療法があるように、肝臓は再生しやすい臓器として知られる。
ただ、線維化が進むと、機能が衰え、再生速度も落ちる。
NASHを放っておくと10年間に2割の確率で肝硬変や肝臓がんになるとみられている。
横浜市大病院で脂肪肝外来を担当する米田正人医師は「NASHの患者は今後も増える。
ウイルスが原因のB型やC型よりも厄介な肝炎だ」と話す。
NASHを放っておくと10年間に2割の確率で肝硬変や肝臓がんになるそうです。
世界中で肥満の人が増加傾向にあるので、今後NASHの患者は増えることが予想されます。
NASHを改善するには
米国の研究チームは10年5月、NASHの研究論文を、米臨床医学誌ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスンに発表した。
糖尿病を併発していない患者247人を対象に約2年間、比較試験を実施したところ、ビタミンEの投与で改善効果が確認できたという。
ビタミンE以外にも効果的とみられる選択肢はいくつかあるが、肝硬変や肝臓がんへの進行を確実に食い止める治療法はまだ確立しておらず、手探りの状態だ。
ただ、食生活を見直し日常生活に運動を積極的に取り入れて減量すれば、脂肪肝やNASHは改善が可能との意見で専門家は一致する。「体重を7%落とせば、肝機能は回復していく」(米田医師)
ビタミンEがNASHの改善効果が確認できているそうです。
食生活の見直し+運動でダイエットすれば脂肪肝やNASHは改善していくと考えられます。
※体重7%減で肝機能が回復
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NASH予防の原則は、脂肪肝からNASHへの進展を食い止めること。
肥満や脂肪肝と診断されたら食生活を改善し、運動で体重を落とすことが重要だ。
最近では十分な睡眠も大切とされている。
病院では、脂肪肝に対して、肝臓保護の目的でビタミンEや大豆の成分でもあるリン脂質、糖尿病や脂質異常症の治療薬などが処方されるが、基本は生活習慣の改善だ。
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